カウンセラーが教える日常で使える心理テクニック②「人間関係を良くするために」編

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カウンセラーが教える日常で使える心理テクニック②「人間関係を良くするために」

「なかなか人と打ち解けられない、気がついたらグループの中でも目立たない立場になっている、自分はコミュニケーション能力が低いと感じる」など人間関係が上手く行かずに悩んでいる方は少なくないのではないでしょうか。

だからといって「〇〇の法則を使うと良い」心理学的な専門用語だけでは実際、どの様にすれば良いのかわからない方も多いと思いますので、今日からでも日常生活に取り入れられそうなことを心理学的な要素も踏まえてアドバイスできたらと思います。

人間関係を良くするために

『話し上手は聞き上手』

「話し上手は聞き上手」ということわざがあるように、良くしゃべる人がコミュニケーション能力が高いとは限りません。人の話をきちんとした態度で最後まで口を挟まずに聞いて理解しようとすることが大事です。そして聞く際には以下のことに気をつけながら聞くようにしてみましょう。

表情を出すようにする

一緒にいる人物が無表情である場合に何を考えてたり、どう感じているか分からず不安になったり話しづらくなってしまう場合があります。無理して大笑いなどをする必要はありませんが楽しいと感じたら笑顔で、好ましくない話なら眉をひそめるなど表情を出してみましょう。

視線(目線)を向ける

必ずしも相手の目を見て話す必要はありませんが、なるべく顔全体を話し相手もしくは言葉を発している人に向けて聞くようにしてみましょう。ちゃんと聞いて貰えてると感じれば相手も話しやすいものです。ただその際に顔を下にむけて下からすくい上げる様に相手を見るのは「様子をうかがう・信用していない」といった印象を与える場合があるので注意しましょう。

相槌をうつ

上手く話せない、空気を読まない発言をしてしまうかもという人は、まず相槌から始めて見ましょう。「聞いてますよ、理解してますよ」と伝えることが相槌だけでも可能です。例えば「なるほど」「そうなんですね」だけでも十分です。

オウム返し(バックトラッキング)をする

オウム返しは「〇〇なんです」と相手が話したら「〇〇なんですね」と返すことなのですが、「今日は暑いですね」と話しかけられて「今日は暑いですね」と単なるオウム返しで返すと相手に不快感を与えてしまうこともあります。

バックトラッキングは主に2つのポイントがあります。1つ目のポイントは相手の言ったことを「否定したり言い換えたりせず」に返します。
例えば
例①相手「お水をください」→自分「お冷ですね。お待ちください」
例②相手「携帯を買い替えたんだ」→自分「携帯?あぁ、スマホ買い替えんだね」
例①や例②のように微妙に言い換えたりすると違和感を感じたり否定されたように感じる場合もありますので
例③相手「お水をください」→自分「お水ですね。お待ちください」
例④相手「携帯を買い替えたんだ」→自分「あぁ、携帯を買い替えんだね」
例③や例➃のようになります。

もう一つのポイントは「相手の感情も返す」ということです。
相手「昨日、久しぶりに映画館で映画を見てきたんだ!すごく楽しかった」

自分
「映画みてきたんだね」
と言うだけだと相手は「自分の話に興味ないのかな」「ちゃんと聞いてくれていないのかな」と感じてしまうので
相手「昨日、久しぶりに映画館で映画を見てきたんだ!すごく楽しかった」

自分「昨日は休日だったんだよね、久しぶりに映画みてきたんだね?楽しかったんだ~良いなぁ」
とあいての感情を汲み取って返すと「この人は自分の話をちゃんと聞いてくれる」「自分の気持を理解(共感)してくれる」と感じて信頼関係が生まれます。

自分の表情や感情を表に出してみる

人間関係を良くしたり、コミュニケーションを上手く取れるようになるためには、必ずしも話し上手になったり、人を笑わせるような面白い人になる必要はありません。それよりも表情や感情を少しでも表に出せるようにしてみると良いでしょう。楽しい・嬉しいといった感情はもちろん良いことですが、緊張していますとか不安ですといった感情も大事な事です。少しづつでも自分の気持ちをオープンにできるように頑張ってみると良いでしょう。

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